酒器の種類(形状編)

この4つ盃「一献盃」は同じ下石の窯元「カネコ小兵製作所」のもの。形によって酒の味が変わることを呑んで楽しむ酒器です。

小兵さんはコンセプト、デザイン、技術etcすべてにおいて、私が尊敬している窯元さんです。うちもこんな素敵で使って楽しい器を作りたいですw

 

さて、こちらの一献盃をお借りしての「形状編」です。

 

●ラッパ型

口が上に広がっている形は、味や香りを堪能するのにオススメ。大吟醸や吟醸酒など、香りが高いお酒を飲むときは「ラッパ型」!

より味と香りを楽しむには、お酒を注いだときに香りを逃さない、深いものを選ぶと良いです。最近日本酒を呑むときにワイングラスを使うはそういうことなんですね。

 

●ワングリ型

口径があり、腰が張っている形は、口の中央でお酒の旨味や甘味をしっかりと感じることができます。

本醸造、生酒などの淡麗辛口のお酒を飲むときは「ワングリ型」!

常温やぬる燗を楽しむときは、飲みきりサイズの小さなものを選びましょう。

 

●ストレート型

底が深く傾斜した形はお酒の香りや風合いを残さず口まで運び、味わいをダイレクトに楽しめます。

古酒や長期熟成酒など癖のあるお酒を飲むときは「ストレート型」!

 

●ツボミ型

飲み口が底より大きく、丸く膨らんだ形は、お酒の香りを包みこみます。

純米酒を飲むときは「ツボミ型」!お米の味を逃さないので、ダイレクトにお酒本来の味を楽しむことができます。

 

お酒はどんな器で飲んでも美味しいですが、

これからぐい呑みや盃を選ぶときに意識してみると楽しいですね(^^)